
肌が黄色くくすんでる!
と悩んでいる人、ファンデで黄ぐすみしているならセーフですが、スッピンでも黄ぐすみしているなら注意です。
この黄ぐすみ、実は厄介なもので美白アイテムでは改善できません。
肌が黄ぐすみすると、実年齢よりも老けた印象や、 疲れているような印象になってしまいます。
「老けた?」と単刀直入に聞く人はそうそういないと思いますが、「疲れてる?」と聞かれたことはありませんか?
この記事では、私が肌の透明感を取り戻した方法を紹介します。黄ぐすみに悩んでいる人はぜひ試してみてくださいね。
黄ぐすみの原因
黄ぐすみは、糖化とカルボニル化が主な原因です。
糖化のメカニズム
糖化とは、食事などで摂った余分な糖質とコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質が結びついて【AGEs(糖化最終生成物)】をつくり、体温によって加熱され茶色くコゲついてしまうことです。
・エラスチン ゴムのように伸縮する紐状のタンパク質で、コラーゲン同士を網目状に組み立てる働きをします。
カルボニル化のメカニズム
紫外線などのダメージによって活性酸素が脂質を酸化し、アルデヒドという分解物質が発生し、アルデヒドがコラーゲンなどのタンパク質と結合し変性させ黄色くくすませます。
カルボニル化を起こしたタンパク質は、茶色く硬くなるためなかなか分解されず、さらに真皮はターンオーバーが非常に遅いので、カルボニル化されたタンパク質が溜まってしまい取れないくすみになります。
この糖化とカルボニル化によって変性した黄褐色のタンパク質が、肌の深部にある真皮層に少しづつ蓄積することが取れない黄ぐすみの原因です。
黄ぐすみの改善法は内側と外側からのケア
黄ぐすみの改善方法は2つ。
内側と外側からのアプローチです。
食生活で改善する
内側からのアプローチはずばり食生活。
糖化・カルボニル化をさせない食べ方や食べ物を摂ることが大事。
毎日の食生活で注意しないといけないのが以下の4つになります。
- 料理方法に注意する
- 余計な糖分を摂らない
- 食べる順番を意識する
- 抗酸化の食べ物を摂る
それでは1つずつ紹介していきますね。
料理方法に注意する
上記のようにAGEs(糖化最終生成物)は、料理方法で増減します。
油を使うほどAGEsが多く生成されるので注意が必要です。
余分な糖分を摂らない
甘いものはあまり食べないから大丈夫と油断していませんか?
自分が思っている以上に糖質が多く含まれているものがあるので注意してください。
一般的に糖質が多いとされているのは以下のものです。
- 穀類(ご飯、パン、麺などの主食)
- 芋類
- 根菜類
- 果実類
- 粉類
- 甘味料
食べる順番を意識する
糖化がすすむのは血糖値が急激に上がったとき。
野菜や海藻類などの食物繊維は血糖値の上昇をゆるやかにするため、最初に食べるのがおすすめです。
野菜・海藻類➡︎肉・魚・卵➡︎ごはん・麺類・パンの順に食べるようにしましょう。
抗酸化作用のある食べ物を摂る
抗酸化作用のある食べ物は、ポリフェノールとビタミンA、C、E。
ポリフェノールには、酸化によって傷ついた細胞の回復を早める働きがあります。
以下の食品を積極的に摂るようにしましょう。
ポリフェノールの種類 | 多く含まれる食品 |
アントシアニン | 赤ワイン、ブルーベリー、カシス、ぶどう |
カテキン | 緑茶 |
カカオポリフェノール | ココア、チョコレート |
コーヒーポリフェノール | コーヒー |
ルチン | そば、柑橘類、玉ねぎ |
イソフラボン | 豆類 |
クルクミン | ウコン茶、ターメリック |
ショウガオール | ショウガ |
ビタミンA、C、Eには、酸化によって傷ついた細胞の回復を早める働きがあります。
これらを効率良く摂取するにはサプリメントがおすすめです。
スキンケアで改善する
外側からのアプローチとはスキンケアです。
改善方法は以下の3つがあります。
- ターンオーバーを促す
- 抗糖化化粧品で直接アプローチする
- 保湿と紫外線対策をする
ターンオーバーを促す
ターンオーバーを促すことにより茶色く染まった角質を落としましょう。
定期的に角質ケアをすればターンオーバーを促すことができます。
一度に茶色く染まった古い角質を落とすことはできませんが、ピーリング剤を使って繰り返し古い角質を落とすことで、少しずつ茶色く染まった細胞が取れていきます。
抗糖化化粧品を使う
抗糖化に着目した化粧品がいくつか販売されていますが、その中でも、業界に先駆けて「糖化」に着目したのは、ポーラの生命科学研究です。
「糖化」にアプローチすることが、黄ぐすみを抑え、透明感につながることを発見しています。
ポーラは会社の実績もあるので、安心して使えるのではないでしょうか。
抗糖化化粧品を実際に使ってみた肌の変化や使用感については、POLA B.Aベーシックセットを使った感想【2週間後の肌の変化は値段なり】で紹介しています。
ポーラ最高峰ブランド「B.A」シリーズを2週間お試しできるセットがあるので、試してみてはどうでしょう。
保湿と紫外線対策をする
スキンケアの基本となる保湿はしっかり、一年を通して紫外線対策をしましょう。
紫外線を浴びることで肌にダメージが加わるとターンオーバーの乱れの原因になってしまいます。
日焼け止めや紫外線対策グッズを使って紫外線から肌を守りましょう。
意外と日焼け止めを間違って使っている人が多いので意外と知らない日焼け止めの選び方と使い方【シミを増やしたくない】でチェックしてみてくださいね。
コントロールカラーを使う
根本的な解決にはなりませんが、とりあえず隠したいという人には、オレンジ色のコントロールカラーがおすすめです。
肌色に近いオレンジは白浮きせずに自然に肌色をトーンアップしてくれます。
黄ぐすみは必ず改善できる
黄ぐすみは加齢とともに徐々に現れて、肌の透明感が失われるだけではなく、たるみやほうれい線の原因にもなります。
黄ぐすみの主な原因となる糖化とカルボニル化を防ぐには、食生活やサプリメントを利用するなど内側のケアと、スキンケアによる外側のケアをすることが大切。
鏡を見て自分の肌が黄色く感じたときは、すでに糖化やカルボニル化で変性した黄褐色のタンパク質が真皮層の中に蓄積している状態かもしれません。
しかし、肌にはターンオーバーがあるので、時間はかかっても必ず生まれ変わるので、気長に改善していきましょう。
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